憎しみの連鎖は何も生み出さない
パリのテロで妻を亡くした人のインタビューを聞いて、感動した。
フランス語はわからないので、CNNの字幕の英語を抜粋する。
I learned of her death Saturday night. 私は土曜日の夜に妻の死を知った。
I saw her and I felt that I had to force myself to write this. 私は彼女の遺体を見て、このことを書かなければならないと感じた。
I felt that I had no choice. I wanted my son to grow up like a human being open to the world like a person who will love what his mother loved: Literature, culture in general, music, cinema and pictures.
私は息子を育てるしかないと思った。世界に目を向け、彼の母親が愛したもの、文学、文化一般、音楽、映画や絵画といったものを愛するような人に育てたいと思った。
If I had succumbed to hate, I would have raised a person who would grow up just like the terrorists.
もし私が憎しみの感情に屈してしまったら、そのテロリストのような人間を育ててしまうだろう。
なんという気持ちの切り替えというか、精神力の強さだろうか。
愛する妻を殺されたのだから、「実行犯を殺したいくらい憎い」というようなことを言いそうだけど、
憎しみは実行犯の思うつぼで、憎しみの連鎖は何も生み出さない、という強い意志を感じる。
Good Luck! (´・ω・`)b